カーポートといえば、皆さんはどのようなものを思い浮かべますか。
カーポートには、目的に合わせてさまざまな種類があります。
今回はカーポートの種類をご紹介します。
□カーポートについてご紹介!
今回はカーポートについてご紹介します。
カーポートとは、屋根と柱だけの簡単な車庫のことです。
壁で覆うガレージと区別して使われます。
車を停めた際に車の横や後ろに壁がないため、荷物の積み降ろしや車の乗り降りがしやすいという特徴があります。
カーポートのメリットは、ガレージより狭いスペースに備えやすいことです。
壁のないカーポートであれば、近くに障害物さえなければドアを開けられます。
ドアを開けても壁にぶつからないようにスペースを確保する必要があります。
カーポートのデメリットは、ガレージと比べて開放的なため、車にいたずらされる可能性があることです。
また、風雨が入り込みやすく、車が汚れやすくなることもあります。
しかし、何もない青空駐車と比べれば車の日焼けも防げたり、汚れをつきにくくできたりします。
□カーポートの種類についてご紹介!
まずは、カーポートの種類を2つご紹介します。
1つ目は、ラウンドスタイルです。
ラウンドスタイルとは、曲線を帯びている屋根のことです。
見た目の柔らかさが演出され、雪も落ちやすくなるタイプもあります。
2つ目は、フラットスタイルです。
フラットスタイルとは、直線的な形状となっている屋根のことです。
アール屋根よりもモダンでスタイリッシュな印象があります。
次に、屋根材の種類を4つご紹介します。
1つ目は、ポリカーボネートです。
ポリカーボネート板は近年、カーポートの屋根材の主流となってきました。
プラスチックの中でも衝撃に強く、温度変化による変形が少ないという特徴があります。
紫外線も大幅にカットし、車内温度の上昇を防ぐタイプのものもあります。
2つ目は、FRP板のDRタイプです。
FRPとは、プラスチックにガラス繊維などのの繊維を混ぜ合わせて強度を向上させた複合素材です。
特殊加工を施した熱線遮断タイプや燃えにくいタイプのものもあります。
3つ目は、スチール折板です。
スチール折板は、耐荷重性や遮熱性に優れた屋根材です。
雪の多い積雪地帯や風の被害に遭いやすい地域などに適しており、強くて丈夫なカーポートを探している人にはスチール折板に対応した機種がおすすめです。
4つ目は、アルミ形材です。
アルミ形材は、カーポートの劣化を防いで長く保つためのサビに強い特徴があります。
他にも、耐久性や遮光性、遮熱性、デザイン性にも優れている素材です。
□カーポートの選び方のポイントをご紹介!
今回は、カーポートの選び方のポイントを5つご紹介します。
1つ目は、車のサイズからカーポートを選ぶことです。
自家用車が車体が低めのもの1台であれば、低い柱のコンパクトなカーポートでも問題ありません。
しかし、コンパクトなカーポートを設置してしまうと困る場合があります。
カーポート内に自転車やバイクを置きたくなったり、大きめの車に買い替えたくなったりするかもしれません。
カーポートの柱は長めのものを選んでおくことで車高の高い車種にも対応できます。
住宅スペースやその他外構の問題もあるため、大きめのサイズを選んでおくと、後に困ることが少なくなるでしょう。
2つ目は、入庫や乗り入れのしやすさを考慮したカーポートを選ぶことです。
車は日常的に使うため、入庫や乗り入れのしやすさが重要です。
カーポートの前方にある柱によって不便になることが多い傾向にあります。
そのため、干渉しづらい設計になっている吊り下げタイプや後方支持タイプの柱を選ぶことをおすすめします。
3つ目は、地域の気候を考慮することです。
カーポートを選ぶ際は、安全性を重視する方が良いでしょう。
特に積雪量の多い地域や頻繁に強い風の吹く地域は、カーポート倒壊による事故も考えられます。
そのため、多少のデザイン性を犠牲にしてでも、耐久性の高いカーポートを選ぶ必要があります。
片側支持タイプを使用している場合、脱着式のサポート柱を購入しておくことで台風による倒壊のリスクは軽減します。
4つ目は、雨水の流れる方向を考慮することです。
駐車スペースは雨水が道路の側溝に流れやすいように前下りに勾配がついています。
カーポートの屋根を後ろ下がりにしてしまうと、カーポートから垂れた雨水が駐車スペースを通って道路の側溝に流れるようになります。
冬の時期は雨水の通り道が凍結しやすく危険なため、雨水の経路を意識しながらカーポートの形状や勾配を決めることも重要でしょう。
5つ目は、デザイン性です。
カーポートは車を保護する大きな役割があります。
しかし、家の外観に大きく影響するため、デザインにもこだわりましょう。
柱にはスチールやアルミが用いられている場合が多く、メタリックでシャープな印象になりやすい傾向にあります。
温かみのある木材調の加工がなされた製品もあるため、さまざまなデザインをチェックしてみてください。
□まとめ
今回は、カーポートの種類をご紹介させていただきました。
カーポートは、工事費も含めると、高価なものであるため、慎重に選びましょう。
何かお困りのことがありましたら当社にご相談ください。