ウッドデッキは外にあるため、とても劣化が早いです。
そのため、塗装したいと考えている方は多いでしょう。
そこで塗り替えるタイミングである、ウッドデッキの劣化のサインと、塗料のコツを解説していきます。
当記事を読んで、塗装する際の参考にしてみてください。
□ウッドデッキの劣化のサインは?
ウッドデッキは劣化しやすいですが、その劣化が進んでいるサインはどのようなものがあるのか、そのサインをひとつずつ紹介していきます。
1つ目は、色褪せです。
色褪せは、塗装されている塗膜が劣化している証拠です。
この塗膜が劣化すると、木材を保護する力がなくなり、そのまま放置すると水をはじくことができなくなり、水分が原因で腐ってしまいます。
2つ目は、ウッドデッキにコケやカビが生えてしまっている場合には、塗装の保護力が落ちている状況です。
コケやカビが広範囲に及んでいて、水洗いでの洗浄が難しい場合には、もう一度塗装することを検討しましょう。
3つ目は、木材のひび割れや剥がれが起こることです。
木材は、劣化すると傷んでひび割れを起こしてしまいます。
少しでもひび割れしてしまうと、とげが刺さってしまい、危険です。
4つ目は、揺れやたわみが発生することです。
揺れやたわみの原因は、1つ目から3つ目のサインとは違って床下の基礎部分の劣化がおおいです。
床下の劣化は気がつきにくいので、いつの間にか手に負えないほど劣化している場合があります。
そのため、少しでも揺れやたわみを感じたら、床下をチェックしましょう。
5つ目は、シロアリの発生です。
シロアリは、日当たりが悪く、湿気の多いところに発生します。
木材を好むので、ウッドデッキの下などに発生することも多いです。
特にやわらかい木材のウッドデッキは、シロアリの大好物なので、食べてボロボロにされてしまいます。
数年ごとに防アリ処理しましょう。
シロアリは、小さいので油断してしまいますが、巣が出来てしまうと、ウッドデッキが崩れてしまうので、早めに対処しましょう。
□ウッドデッキに使う塗料の選び方!
ウッドデッキの塗料は、いろいろな種類があります。
その中で、塗料を選ぶポイントを紹介していきます。
仕上がりから選ぶ方法があります。
浸透タイプは、表面に膜ができないので、木材の質感を保ちつつ耐久性もあります。
半造膜タイプの塗料は、木材の呼吸を防ぐこともなく、表面を膜で覆うので、傷がつきにくくなります。
再塗装にお勧めするタイプは半造膜タイプです。
塗料の安全性も考慮することが重要です。
塗料の成分によっては、空気の中に蒸発するものもあります。
そのため、その成分が安全であるかが重要なのです。
油性塗料は、成分に油を使用しているので、乾燥する際に有害な物質を放出してしまいます。
水性塗料は成分に水を使っていて、乾燥の際には、水が蒸発します。
水性塗料は施工時ににおいが少ないので安心です。
2度目以降の塗装は、前回塗っている塗料から選びましょう。
水と油は反発するので、油性塗料の後に水性塗料を塗ってしまうと、うまくいかないことが多いです。
しかし、水性塗料の場合にも、前回の塗装から時間がたっていて、古い塗料がほとんど残っていない状況であれば、油性塗料を2回目に塗ることも可能です。
前回塗っている部分がしっかりと残っている場合には、塗装できないので、一度はがしてから塗りましょう。
□ウッドデッキの塗装で失敗しないためには?
ウッドデッキの塗装の際に失敗しないためのコツを4つ紹介します。
1つ目は、塗料缶を空けた後にしっかりと撹拌することです。
塗料の缶には、成分がそこに沈殿しているので、そのまま塗ってしまうと、色ムラができます。
しっかりと撹拌して統一感に塗りましょう。
2つ目は、木目に沿って1枚ずつを意識することです。
木目に沿って塗ると完成したときに綺麗になります。
3つ目は、一度にたくさんの塗料をつけすぎないことです。
ウッドデッキを塗るときには、2度以上塗ることを前提としているので、一度に塗る量を適切にしましょう。
一回一回乾燥をしっかりして丁寧に塗ることを意識してください。
4つ目は、天気予報を事前に確認してから作業を開始することです。
ウッドデッキを塗ったのに、雨が降ってしまうと、綺麗に塗った部分も剥がれてしまいます。
そのため、次の日の天気を確認してスケジュールを立てましょう。
ウッドデッキは、外に常に設置しているので、塗装が剥がれてしまうことが多くあります。
そのため、この4つのポイントをしっかりと押さえて塗装しましょう。
□まとめ
ウッドデッキの塗装を塗るタイミングの劣化のサインと塗る塗料の選び方、塗装に失敗しないためのコツを紹介してきました。
塗装することは無地かしく感じる方も多くいらっしゃいますが、コツや塗料の選び方をしっかりと調べることで失敗することなく塗装できます。
塗装をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。