カーポートを設置したいけれど、どのくらい費用が掛かるのかわからずに悩んでいる方も多いと思います。
当記事では、費用を収容台数や機能性に分けて解説していきます。
また、カーポートを設置する際の注意点についても詳しく紹介しているので、カーポートの設置をご検討の方は、ぜひご覧ください。
□カーポートの総予算はどのくらい?
カーポートとは、車を強い日差し、雨や雪から守る車庫のことをさします。
カーポートには、壁がないので通気性が良く、夏場の気温上昇を抑えつつ、雨や鳥の糞から防げます。
カーポートの総費用は約15〜40万円が相場です。
カーポート本体の価格は大体10〜30万円で、施工費用の相場は5~10万円です。
カーポートのサイズやデザインによって合計金額は変わりますが、相場はこの価格です。
カーポート本体の費用は、収容台数と機能性によって変わってきます。
自動車の収容価格が多くなるとその費用も高くなります。
1台用は10万円から、2台用は20万円から、3台用になると40万円からの費用になります。
そして、カーポートの機能性によっても金額は大きく変わります。
片側・後方支持タイプは屋根を支える柱が一辺にもに設置されているタイプで、設置するスペースが狭い家に向いているタイプです。
このタイプは約10〜40万円程度で建てることができます。
両側支持タイプは、柱が両側にあるので、強度が高いです。
積雪や風が強い地域に向いています。
このタイプは約20万円で建てることできます。
デザイン性や機能性が高いタイプはカーポート以外の役割を果たすものがあり、通常のカーポートと比べて、価格が高くなる傾向があります。
予算は、約40万円以上かかります。
カーポートの施工工事の費用は設置だけで、5万円~10万円かかります。
カーポートの設置場所にコンクリートを打設し、設置面を整えると、30万円以上かかることがあります。
また、一部の交換のみだと、3万円以内に抑えることが可能です。
カーポートを設置する際には、カーポート本体の価格とその設置金額の合計が予算になります。
カーポートの取り替え時期は、大体20年と言われています。
□カーポート設置時に確認するべきポイント
カーポートを設置する際には、サイズをよく確認する必要があります。
敷地のサイズは、同じ台数、デザインでもメーカーによってサイズが異なります。
ちょっとした差で設置する際に入らず、カット費用が必要になる場合もあるので、出来れば、プロに測ってもらうことが良いでしょう。
乗っている車のサイズによってもカーポートは変わります。
トランクを全開にしても荷物を入れる余裕があるくらいのサイズ感が理想的です。
高さも車によっては、入らないこともあるので確認が必要です。
また、設置予定の場所の周辺環境も調べましょう。
カーポートを設置する場所が狭かったために、塀や外壁にべた付で取り付けるケースもありますが、この場合には注意が必要です。
カーポートが揺れた際に、外壁を壊してしまうこともあります。
また、雨が降った際に、カーポートからどこに水を流すのかも重要です。
流れる方向が隣の家の方向だった場合には、近隣トラブルにもつながるので注意しましょう。
耐久性もカーポートには重要です。
自分の住んでいる地域にあったものを選ぶことをおすすめします。
積雪の多い地域であれば、そこに特化したカーポートを選びましょう。
また、台風の多い地域であれば、雨や風に強いカーポートにしましょう。
近年では、異常気象が問題となっているので、豪雨に耐えられるカーポートが理想です。
□カーポートを後付けする際の注意点は?
カーポートを設置する位置は自宅の中であるので、自由に設置することができるというイメージを持つ人も多いです。
しかし、法律によって規制があり、設置する場所によっては設置が難しくなる場合もあります。
カーポートは、ひとつの建築物なので建築確認の申請が必要になります。
この申請は、専門知識が必要になるので、専門家に依頼することが一般的です。
敷地面積に対する建築可能な面積の割合である、建ぺい率にも注意が必要です。
カーポートは建築物なので、この基準を意識しなければなりません。
ただし、建築物の構造によっては、4つの条件に当てはまることによって「緩和措置」になることもあります。
その4つの条件とは、「柱の間隔が2m以上である」「天井の高さが2.1m以上である」「外壁のない部分が4m以上である」「地階をのぞく回数が1階建てである」という4つです。
この条件に当てはまると、建築面積に算入されません。
カーポートを後付けで建てる際には、この2点に注意してください。
□まとめ
カーポートを設置するのにかかる費用はその機能性やデザイン、収容台数によって大きく変わります。
設置する際には、サイズや周りの環境、気候を考慮する必要があります。
後付けで設置する際には、特に注意点が多いのでしっかりと調べてから行いましょう。