家の第一印象を大きく左右する、外構・エクステリア。
常に風雨にさらされているため、徐々に汚れや傷みが目立ちはじめ、気になっているという方も多いのではないでしょうか。
また、雑草が生えやすい外構・エクステリアの場合、お手入れの状況によっては、建物よりも早いタイミングで見た目に劣化が生じてしまうこともあります。
今回は外構工事と外構工事のランキングについて解説します。
□外構工事って?
住宅は、土地と建物から成り立っており、土地には建物の周辺部分も含まれます。
この周辺部分に設営される各種設備が、外構です。
外構と似た言葉にエクステリアがあり、一般的に同様の意味合いですが、それぞれについて細かな違いがあります。
外構は、ガレージやカーポート、門やアプローチ、塀や生け垣、物置など、家の外に置いたり、設置したりするものの総称のことです。
一方、エクステリアは、家の外に設ける構造物自体を指すというよりは、家の外の空間・環境を意味しています。
エクステリアは、主にインテリアと対称的に用いられ、家の外回り全体の印象や雰囲気を含めた意味合いで言及される言葉です。
つまり、外構工事とは、建物の外の空間に必要な構造物を設営したり、住まいとして使いやすくするため地面を整備したりする工事のことを指しています。
マイホームの顔でもある外構・エクステリアですが、実は最も失敗しやすい部分でもあります。
十分に情報を集められておらず、業者さんから提案されるままに何となく工事を進めてしまっている方が非常に多くみられます。
外構・エクステリア工事はオーダーメイドなので正解は一つではありません。
しかし、失敗や後悔しないために出来ることは沢山あります。
□外構工事のランキングとは
1つ目はクローズド外構です。
近隣の視線が気になる場合や、通行人の視線を避けたいという場合に、境界線に比較的高い塀や生垣を設けて、外部の視線をさえぎるのがクローズ外構です。
オープン外構に比べると閉鎖的、排他的と思われがちなクローズド外構ですが、住まい手にとってはプライバシーが守られます。
敷地の外周は意外と長いため、想像以上の資材が必要となります。
しかも、視線をさえぎるにはある程度の高さで切れ目なく囲う必要があるため、コストがかさみがちです。
2つ目はウッドデッキです。
ウッドデッキがお庭にあると、お子様を気軽にお庭で遊ばせることができますし、ペットがいるご家庭もペットを気軽にお庭で遊ばせることができます。
また、昼間にちょっと外でお茶をしたり、みんなで集まってバーベキューをしたりと、お庭に出る機会がぐっと増えるでしょう。
3つ目は土間コンクリートです。
土間コンクリートの特徴は何といっても耐久性の高さです。
車の重量物に耐えるので、幅広い用途でご利用いただけます。
また地面を完全に覆ってしまうので雑草対策としても非常に効果的。
犬走やウッドデッキの下などでの利用が多くみられます。
そのほか凹凸が無いメリットを生かし、車いすのスロープなどにも利用されます。
4つ目はカーポートです。
玄関近くにカーポートを設置したり、玄関まで濡れずに行けるカーポートをつけると、雨の日の乗り降りもスムーズにできます。
小さなお子様と一緒にお出かけする時や、介助が必要な方がいらっしゃる場合など、雨の日に傘をさしながらの移動は大変です。
他にも、カーポートの屋根材には紫外線や熱線をカットしてくれる効果があります。
特に熱線遮断・熱線吸収ポリカーボネートやFRP、屋根がアルミやスチールでできていて光を通さない屋根材などは夏場の車内温度の上昇を抑えることができます。
□外構工事の後悔ランキングとは
1つ目は砕石敷きです。
砕石敷きの範囲や厚みを減らしたら、後悔したという意見です。
コンクリートに比べると安価な砕石は多くの家庭で取り入れられています。
砕石は減らさずに建物周りからブロックまでの範囲をきっちり敷き詰めましょう。
2つ目は防草シートです。
防草シートとは、草が地上に出てくるのを防ぐためのシートです。
メッシュ状のシートが太陽の光を遮断してくれるので、雑草の成長を止める効果があります。
防草シートが破れたり劣化してしまうと、再度敷き直さなければならず、余計なお金と手間がかかります。
安い防草シートは目が粗かったり、耐久性に劣る商品もあります。
生える草の種類や土地の状況をチェックし、適切な防草シートを選びましょう。
3つ目は予算です。
こだわり抜いた新築の注文住宅。
当初想定していたよりも、住宅の費用が上がってしまうケースも多いです。
その結果、外構にかける予算が少なくなってしまいます。
そんな後悔も起こさないために外構は早めに決めておきましょう。
□まとめ
今回は外構工事と外構工事のランキングについて解説しました。
エクステリアについての要望は十人十色。
そこに決まったやり方はありません。
お困りのことがあったらお気軽にご相談ください。