縦列駐車タイプのカーポートの選び方!失敗しない設置場所の決め方と注意点

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縦列駐車タイプのカーポートの選び方!失敗しない設置場所の決め方と注意点

車を2台所有していて、縦列駐車でカーポートを設置したいと考えている皆さん。
限られたスペースに車を2台駐車したいけど、使い勝手がよく、安全なカーポートを選びたいですよね。
この記事では、縦列駐車に適したカーポートの選び方、失敗しないための注意点、おすすめタイプを紹介します。
あなたのカーポート選びをサポートします。

□縦列駐車に最適なカーポートの選び方

縦列駐車には、大きく分けて2つのパターンがあります。

1:道路と直角に車を縦列に並べるパターン

このパターンは、車の出入りする間口が一台分しかとれない敷地によく見られます。
奥に停めた車は、前に停めた車をいったん外に出さないと出入りできないため、使い勝手が少し不便に感じるかもしれません。
しかし、カーポートの構造は、片側柱と両側柱のどちらかを選べます。

2:片側柱

片側柱は、カーポートの柱が片側にのみ設置されているタイプです。
メリットは、車の出し入れがしやすいことです。
一方、デメリットは、強風や積雪に弱く、強度が低い点です。

3:両側柱

両側柱は、カーポートの柱が両側に設置されているタイプです。
メリットは、強度が高く、強風や積雪にも強いことです。
デメリットは、車の出し入れが少ししにくくなることです。

4:道路と並行に車を縦列に並べるパターン

このパターンは、道路から直接進入して切り替えなしに縦列に並べることができるため、それぞれの車を自由に出し入れできます。
ただし、両側柱だと車の進入に支障をきたすため、片側柱タイプのカーポートしか選択できません。

□縦列駐車用カーポートを設置する際の注意点

縦列駐車用カーポートを設置する際には、いくつか注意すべき点があります。

1:勾配

勾配がある敷地では、カーポートの高さをよく計算して設置する必要があります。
カーポートは、斜面地でも水平を保って設置されます。
そのため、数%の勾配であっても、奥行のある縦列駐車用のカーポートの手前と奥とでは、高さが大きく異なります。
車種によっては、カーポートの屋根に車が接触してしまう可能性もあります。

2:道路境界線

縦列駐車用のカーポートは面積が大きいため、カーポートの屋根が道路にはみ出さないように設置する必要があります。
屋根が道路にはみ出ると、建築基準法や道路交通法に違反するため、道路管理者から撤去命令が出される可能性があります。
また、カーポートの屋根は地面から浮いており、どの位置まで延びているかわかりにくいかもしれません。
建物などの垂直を確認する測定具の「下げ振り」などでカーポートの屋根の位置を確認し、適切な範囲で設置しましょう。

3:配管の位置

配管が走っている場所には、基礎を作れません。
そのため、カーポートを設置する場所を決める前に、水道管やガス管がどこに埋まっているかを確認しましょう。
配管とカーポートは、少なくとも50cmは遠ざける必要があります。
水道管やガス管などの配管の切り回しは高額になる可能性があることから、事前の確認が大切です。

4:隣家への配慮

縦列駐車用のカーポートから落ちた雨や雪が周囲に迷惑をかけないように、カーポートの設置場所や屋根の勾配に注意しましょう。
大きな屋根の縦列駐車用のカーポートからは、勢いよく雨が流れたり、大量の雪が崩れ落ちたりするリスクがあります。
隣家や周辺の道路ではなく、自分の敷地に雨や雪が落ちるように配慮しましょう。

□まとめ

縦列駐車に適したカーポートを選ぶためには、駐車パターンに合わせたカーポートの種類選びが重要です。
道路と直角に車を並べる場合は、片側柱と両側柱のメリット・デメリットを比較検討し、道路と並行に車を並べる場合は、片側柱タイプを選択しましょう。
また、設置場所や構造、周囲への影響などを考慮し、安全で使いやすいカーポートを選んでください。

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